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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第26章 第二部【身代わりの王妃】 哀しみの果て
彼の母大妃に猛毒を呑まされ、多量の血を吐いて死んだ明姫。彼の腕の中で最後に言っていた。
―何度でも殿下にお逢いするために生まれ変わります。そして、必ず殿下をお探しして、また恋をします。
明姫を失ってから気の遠くなるような年月を数え、今、再び心から愛する女とめぐり逢えた。しかし、天は無情で、今度は両想いというわけにはいかなかった。娘と同じ歳の若い妻は自分を嫌い抜き、身体に触れられるのですらいやがった。
―何度でも殿下にお逢いするために生まれ変わります。そして、必ず殿下をお探しして、また恋をします。
明姫を失ってから気の遠くなるような年月を数え、今、再び心から愛する女とめぐり逢えた。しかし、天は無情で、今度は両想いというわけにはいかなかった。娘と同じ歳の若い妻は自分を嫌い抜き、身体に触れられるのですらいやがった。