この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第3章 第一話【桜草】 逢いたくて~恋ごころ~

「ユン、止めてよ。お願いだから、止めて」
どうして、こうなるの? あの優しいユンがまるで別人のように豹変して欲望のままに自分を犯そうとしている。その現実がどうしても信じられなかった。
勢いでその場に押し倒され、すかさずユンが覆い被さってきた。ピリッ。衣の裂ける音が自分の心の悲鳴のように聞こえる。
「ユン、いや―」
すすり泣く明姫には頓着せず、ユンは狂ったようにチョゴリを引き裂いてゆく。
「ユン」
哀願してみても、既にユンには届かない。かえって明姫の抵抗は彼の情欲を煽るだけなのだが、明姫はそんなことは知らない。
どうして、こうなるの? あの優しいユンがまるで別人のように豹変して欲望のままに自分を犯そうとしている。その現実がどうしても信じられなかった。
勢いでその場に押し倒され、すかさずユンが覆い被さってきた。ピリッ。衣の裂ける音が自分の心の悲鳴のように聞こえる。
「ユン、いや―」
すすり泣く明姫には頓着せず、ユンは狂ったようにチョゴリを引き裂いてゆく。
「ユン」
哀願してみても、既にユンには届かない。かえって明姫の抵抗は彼の情欲を煽るだけなのだが、明姫はそんなことは知らない。

