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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第3章 第一話【桜草】 逢いたくて~恋ごころ~
 ユンは明姫の片足をそっと持ち上げ、自分の膝に乗せた。その際、チマの下に何も身につけていないため、どうしても下半身の秘められた狭間が見えてしまう。ユンにとって、その極めて魅惑的な場所を見ないようにすることは至難の業といえた。
 だが、あからさまに見つめては、また明姫を怯えさせることになる。彼が実は傷の手当てをしながら、意思の力を総動員させて明姫の秘所から眼を背けていたことを明姫が知らなかったのは幸いであった。
 ユンは明姫の脹ら脛に丹念に薬を塗ってゆく。明姫も抵抗する気力も体力もなく、あまりの痛みに今はただユンに身を預けていた。
 両脚の脹ら脛に薬を塗り終えた後、ユンは懐から清潔な布を出し、その上から巻いてくれた。
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