この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第3章 第一話【桜草】 逢いたくて~恋ごころ~
 ユンが吐息をついた。
「昔語りをするとしよう。これは私が国王さまよりお聞きした話だ。その昔、この殿舎には美しいお妃が暮らしていた。当時、まだほんの幼子であった国王さまは、そのお妃をひそかに恋い慕っていた。もちろん、その思慕は子どもが臈長けた美しい女人に寄せる憧れ、淡い思慕でしかなかった。実の母にどうしても馴染めない国王さまは余計にそのお妃に惹かれていったんだ」
「たぶん、国王さまは淋しかったのね」
 明姫が相槌を打つと、ユンは笑った。
「やはり、そなたは見かけによらず、聡いな」
「まっ、失礼ね」
 ユンは微笑み、明姫のふっくらとした頬をつついた。
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ