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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り
昼前になり、主だった参加者が次々に大妃殿に入った。庭園には天幕が張られ、上座の中央―最も庭園がよく見渡せる場所に国王夫妻、少し間を置いて下がった場所、即ち王妃の右隣に大妃の席が設えられた。
更に大妃より一段下がった左隣に側室ユン昭儀、変わって王の右隣、やや下座には領議政ペク・ヨンスの席が作られた。
定刻になり、いよいよ華やかな宴の幕開けである。掌楽寮(チャンアゴン)の職員たちが一同に会し、庭園の片隅にそれぞれ楽器を持って待機していた。やがて開宴の合図が高らかに鳴り響くと、一斉に楽の音が流れ始める。
更に大妃より一段下がった左隣に側室ユン昭儀、変わって王の右隣、やや下座には領議政ペク・ヨンスの席が作られた。
定刻になり、いよいよ華やかな宴の幕開けである。掌楽寮(チャンアゴン)の職員たちが一同に会し、庭園の片隅にそれぞれ楽器を持って待機していた。やがて開宴の合図が高らかに鳴り響くと、一斉に楽の音が流れ始める。