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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り
「そなた、また騒動を起こしたようだな」
「―」
応える言葉もなくうなだれていると、崔尚宮が笑った。
「そのことについては、心配は要らない。国王殿下おん直々のお声がかりで、こたびの件は不問に付されることになった。しかしながら、あれだけの衆目の手前、そなたをお咎めなしとすれば、中殿さまのご威光にも拘わることになるゆえ、そなたは自室で三日間の謹慎ということにあいなる。まあ、骨休めと思うて、この際ゆるりと致せば良い」
つまりは、事実上、お咎めなしということだ。今更ながらに、ユンの国王という地位と立場の強さを思い知らされた瞬間だった。
「―」
応える言葉もなくうなだれていると、崔尚宮が笑った。
「そのことについては、心配は要らない。国王殿下おん直々のお声がかりで、こたびの件は不問に付されることになった。しかしながら、あれだけの衆目の手前、そなたをお咎めなしとすれば、中殿さまのご威光にも拘わることになるゆえ、そなたは自室で三日間の謹慎ということにあいなる。まあ、骨休めと思うて、この際ゆるりと致せば良い」
つまりは、事実上、お咎めなしということだ。今更ながらに、ユンの国王という地位と立場の強さを思い知らされた瞬間だった。