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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第6章 第二話 【桔梗の涙】 予知夢
「何度も言うようだけれど、私は惚れた女の前では国王ではなく、イ・ユンというただの一人の男でいたいんだ」
 愛してる。そう耳許で掠れた声が囁く。かと思ったら、明姫の身体は再び絹の褥にやわらかく押し倒された。
「私もお側を離れたりはしません。この生命ある限り―たとえ殿下に出ていけと言われても、ずっとお側にいます」
「可愛いことを言うな、明姫は」
 ユンは微笑むと、待ちかねたように明姫に覆い被さってきた。

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