この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第8章 第二話 【桔梗の涙】 陰謀   
 下っ端の女官にまでいつも親しげに声をかけ、仕事の労をねぎらうことを忘れなかった。時には国王から賜った珍しい菓子を殿舎の女官一同にふるまうこともあり、〝お優しい淑媛さまにお仕えできて、幸せ〟と女官たちは皆、女主人に心を込めて仕えていたのである。
 庭で明姫を見送る女官たちの大部分が、もしかしたら明姫が二度とこの殿舎に戻ってくることはないのでは―という不安を拭えなかった。
 もちろん、明姫にも彼女たちの嗚咽は届いていた。この殿舎を与えられ正式な側室として待遇を与えられるようになって、まだ四月(よつき)ほどにしかならない。なのに、皆がそこまで自分を思っていてくれたのかと思うと、正直意外でもあり嬉しくもあった。
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ