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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第9章 第二話 【桔梗の涙】 対決
夜毎寝所を共にしていても、求めるのは明姫のやわらかで魅惑的な肉体ばかりだ。気がつけば、明姫が泣いて許しを請うほどまでに責め立て求めていることもあった。
次は優しく抱いてやろうと反省はするのだけれど、二十二歳という若い肉体は一度、明姫に触れると歯止めがきかなくなってしまうらしい。気がつけば、明姫を組み敷き、幾度も刺し貫いて泣かせている。
いつも性急に求めてばかりでは、ゆっくりと膝枕をするような心のゆとりはない。
「明姫、今、どうしている?」
ユンはまた吐息をつき、最愛の女の顔を思い浮かべる。今、泣いていなければ良いが、心細さに震えていなければ良いがと考えるのは明姫のことばかりだった。
次は優しく抱いてやろうと反省はするのだけれど、二十二歳という若い肉体は一度、明姫に触れると歯止めがきかなくなってしまうらしい。気がつけば、明姫を組み敷き、幾度も刺し貫いて泣かせている。
いつも性急に求めてばかりでは、ゆっくりと膝枕をするような心のゆとりはない。
「明姫、今、どうしている?」
ユンはまた吐息をつき、最愛の女の顔を思い浮かべる。今、泣いていなければ良いが、心細さに震えていなければ良いがと考えるのは明姫のことばかりだった。