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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第9章 第二話 【桔梗の涙】 対決   
 その時、背後が俄にざわついた。明姫が何事かと振り向いたその先に、たった今、瞼に思い描いた恋しい男が佇んでいた。
 ユンの端正な面が強ばり、哀しみの色に染まっている。明姫はこんなときなのに、今すぐに駆け寄ってユンを抱きしめたい衝動を堪えた。
―何故、何もいわずに去っていくのだ。
 ユンの瞳が哀しみに揺れている。
―私はそなたにとって、それほど頼り甲斐のない男なのか、惚れた女一人を守れぬ、それほどに力のない王だとそなたは思っているのか?
 悲痛な声が心に響いてくる。
 殿下、どうか、私の気持ちをおくみとりあそばして、聖君としての道を真っすぐにお進みください。
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