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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第10章 第二話 【桔梗の涙】 切ない口づけ(キス)

―曺昭容が死産したではありませんか。あれもやはり、あの女のせいに違いありません。
当然というような口調に、ユンは負けずに言い返した。
―母上は曺昭容の生んだ王女が亡くなったことまで、明姫のせいになさるのですか!
―当然でしょう。やっと授かった大切な御子だったのですよ? 王位を継げる王子ではなかったが、私にも初めての孫になるはずでした。私なりに愉しみにしていたのに、あの女のせいで、すべてが台無しになった。あの女が来てから、昭容は死産するし、中殿は毒を盛られて瀕死の憂き目に遭うし、ろくなことはない。
当然というような口調に、ユンは負けずに言い返した。
―母上は曺昭容の生んだ王女が亡くなったことまで、明姫のせいになさるのですか!
―当然でしょう。やっと授かった大切な御子だったのですよ? 王位を継げる王子ではなかったが、私にも初めての孫になるはずでした。私なりに愉しみにしていたのに、あの女のせいで、すべてが台無しになった。あの女が来てから、昭容は死産するし、中殿は毒を盛られて瀕死の憂き目に遭うし、ろくなことはない。

