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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第11章 第二話 【桔梗の涙】 しばらくの別離   
 領議政が出ていった後、大妃はしばらくぼんやりと宙を睨み据えていた。
 やがて、癇性な声を上げた。
「朴(パク)尚宮、朴尚宮」
「はい、大妃さま」
 大妃の側近中の側近である朴尚宮がすぐに入ってくる。
「それにしても、どうも私は腑に落ちぬ。金淑媛が懐妊したというのは真なのか?」
 朴尚宮はやおら小首を傾げた。
「事の真偽までは判りかねますが、大妃さまは何故、そのようにお考えになるのですか?」
「話ができすぎておる」
 大妃は癇性に爪を噛んだ。考え事をするときの癖である。
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