この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】  再会 
 今、ユンは眼を見開いて、たった一人の想い人を見つめていた。こんな都から離れた山寺にあっても、明姫の匂うような美貌は変わらない。いや、以前以上にみずみずしく艶やかに開いた彼だけの花。
 思わずふらふらと明姫の前に出ようとしたその時、明姫が微笑んだ。花がひらくような眩しい笑顔は自分ではなく、向こうから歩いてくる若い僧に向けられている。
「淑媛さま(マーマ)、お出かけでしたか?」
 僧は二十歳前後、見たところ、明姫とほぼ同じ歳ほどであろう。美男というわけではないが、穏やかな表情にはその男が生まれ持つ誠実な人柄がよく表れている。
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ