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遠い日の約束。
第8章 嫉妬と不安
何度、身体を重ね合わせてもひとりでイクのに抵抗する。

「おっお願い…アッ…指は…アアアン…イヤッ…」

その願いに、俊樹の指が止まる。
そして、枕元にある箱からゴムを取り出して今にも弾け散りそうな自分自身に被せる。

「華は一緒にイキたがるね」

「だって…ひとりは寂しいの…」

甘えると、深いキスが降ってくる。
舌を絡ませながらどちらの唾液が分からなくなる程交わる。
その間に、俊樹の手によって私の足は開かれあてがわれる。
そして、私を抱きしめて、ゆっくりと、だけど確実に一番奥まで入っていく。

「アッ…アアアッ…」

ぶわっとこじ開けるかのように入ってくる瞬間がたまらなく好き。
何度味わっても繋がった感動は今もなお続く。

「俊樹…私をいっぱい愛して?」

そう告げると、口角があがり優しい瞳になる。

「いっぱい愛してあげる」

ゆっくりと腰が動き出し、私の中を擦るように前後する。
突き上げるたびに、一番いい場所を突いてくる。
イキかけていた私の身体はいつものように簡単に高みに登り詰める。

「我慢しないでイッていいよ。かわいい顔を見せて」

中の収縮で私の限界が分かる俊樹は、私をイカせようとする。
一緒がいいのに、俊樹が解き放たれるまで待つことができない。
俊樹の身体が私から離れ、腰から折れるように上から体重をかけ、一番奥深くまで突きつける。
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