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遠い日の約束。
第11章 情と愛
それでも終わりは来るもので、唇は離れ私は追いかける。

「ダメ…キスばかりすると、それだけでイキそうになるから…」

困ったような寂しそうな表情にドキリとする。

「だから締めたらダメだって」

苦悶に歪む顔が私の理性を奪う。
もっと淫らになりたいと。

「だってぇ…身体が勝手に…俊樹…身体が変なの…欲しくて欲しくて…たまらない…」

「いいよ…欲しいだけあげる…淫らに乱れてよ…そんな華が好きだよっ」

「私も…好き…俊樹の事…愛してるっ」

愛していると告げると、満足そうに笑い腰を動かし始める。
初めはゆっくりと焦らす様に追い込んでいく。

「アッ…俊樹…」

「華…私だけを感じて…私だけが華を愛せる権利を持ってる…他の人には渡さない…」

「うん…俊樹だけ…アンッ…俊樹だけでいい…」

徐々に早くなる旋律。
奥まで入れば広がる感覚がたまらない。

「華…ハァ…誰のが入ってる?誰のでイキたい?」

最近、えっちをしていると必ず聞いてくる。
そんなこと聞かれなくても分かってるはずなのに口で言わせたがる。

「俊樹…俊樹の大きいのが入ってるの…ア゛ッ…そこっ…ダ…メ…」

ゆっくりだけど一番奥を突いてくる。
身体は震え喋っている余裕すらなくす。
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