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遠い日の約束。
第12章 それぞれの想い
涙が落ち着くまで部長はずっと抱きしめてくれていた。
春馬は何も言わずにただウィスキーを飲んでいた。
翔さんはクローズの看板を出して、私がゆっくりと泣ける場所を用意してくれた。
涙が止まったころには店には誰もいなくなっていた。

「ごめん…なさい…」

「そんな言葉が聞きたいんじゃない…お前がかかえている事を聞きたいんだ…誰かに聞いて欲しいんだろう?俺たちが聞いてやるよ」

いつの間にかカウンター越しに翔さんが座り、私は三人に囲まれて優しい雰囲気に包まれていた。

「私…あの家を、出ようと思ってるんです…」

それを言うだけで精一杯だった。
口を開けば声をあげて泣き出してしまいそうだった。
そんな私をせかすことなく黙って私が話し出すのを待ってくれる。
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