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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
それと同時にLINEの着信が鳴った。
確認もせずに通話をONにする。

『三宅?』

すかさず部長の声が聞こえた。
その声に少しホッとし深く息を吐く。

『立花と合流しました。ふたりは立花の家にいるようです。』

そう言い放つと同時にバイクは猛スピードで発進した。

『今から俺たちも向かう…立花、大丈夫か?』

その声に涙が出そうになる。
だけど、まだ涙を流すわけにはいかない。
華を取り戻すまでは気を抜くわけにはいかない!!

「はい。大丈夫です。高宮に囚われているとは思いますが、聞いた話から考えてまだ大丈夫だと思います。…ですが、あくまでもの話…何が起きているのか…」

『そうか…昨日は家の前までタクシーで送った……その後ということか…』

「部屋に入ってから一度連絡はもらいました。10時頃だったと思います…」

私の胸騒ぎが的中したことになる。
脅されて電話をかけてきたわけでもないのに、気になって仕方かなかった。

『それで?篠原の電話を聞いてって言ったな?なんで篠原がいるんだ?』

運転をしながら三宅さんが先ほど話したことの続きを聞いてきた。
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