この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
honey chocolate
第1章 はじまりの紅
彼女の名前は本郷知咲(ほんごうちさ)。
社会人5年目のいたって普通なOL。
「本郷さん」
「・・・はい」
彼女に声を掛けるこの人は
城山要(しろやまかなめ)。
「今日の資料を。」
「・・・はい、」
彼女とこの人には言えない秘密がある。
ひた。
手が触れる。
ドクン。
バサバサバサッ
渡すはずの資料が床に散らばる。
「・・・ぁ、の、すみませんでした・・・っ」
「・・・いや」
この人に触れるだけで、身体中に電気が走ったかのように痺れる。
こうなってしまったのも、あの夜が全ての始まりだった。
社会人5年目のいたって普通なOL。
「本郷さん」
「・・・はい」
彼女に声を掛けるこの人は
城山要(しろやまかなめ)。
「今日の資料を。」
「・・・はい、」
彼女とこの人には言えない秘密がある。
ひた。
手が触れる。
ドクン。
バサバサバサッ
渡すはずの資料が床に散らばる。
「・・・ぁ、の、すみませんでした・・・っ」
「・・・いや」
この人に触れるだけで、身体中に電気が走ったかのように痺れる。
こうなってしまったのも、あの夜が全ての始まりだった。