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honey chocolate
第4章 不安の桃色



翌朝。


あったかい・・・


この温もりを感じるのは久しぶりかも。


もう少し寝たいな・・・


鳴ってるのは携帯のアラームかな・・・


起きなきゃ・・・


「・・・・・・ん、んん〜〜っ」

布団の中で足をぎゅーっと伸ばし、音の鳴る方へ目をやり、手探りで携帯を探す。

パタパタと空を切る手に

ペチ

「・・・ペチ?・・・え?!し、し、しろ・・・っ城山さん?!」


「おはよう、よく眠れた?」


にこやかに知咲を見る“ペチ”の正体の城山。


「あれ?!あた、あたし、携帯、アラームが、仕事で、あああ!」


知咲は何かに気付き、いきなり勢いよく布団に潜り込む。


「朝から素敵な姿をありがとう」


にやにやとすっぽり布団に隠れた知咲を見やると、モゾ、と目だけ出してきた知咲が


「なんであたし、下着だけなんですかぁ・・・」

「昨日、風呂場で気絶させちゃったみたいでね、俺が運ばせていただいた」

「・・・なんで下着で・・・」

「服が濡れてしまってね、風邪を引くといけないと思って俺が脱がせた」

知咲はモゾ、とまた布団に引っ込んだが頭とおでこだけが見えていた。
その少しだけ覗かせたおでこは真っ赤に染まっていた。


「・・・・・・シャワー浴びてきます・・・」

「はい、行ってらっしゃい」

「・・・あの、出来れば、目を瞑っていただけると・・・」

「何を今更」

知咲は先ほどよりも顔を真っ赤にさせて掛け布団を体に巻き付け、達磨のような格好でお風呂場へと向かった。


後ろでは城山がクスクスと笑っていた。


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