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honey chocolate
第4章 不安の桃色

自分のベッドにこの人が横たわるなんて、何だか変な感じ。


知咲はそっとベッドに腰掛け、城山の寝顔を見る。

目元にはうっすらと残る目のクマの跡。

「きっと、あたしには及びもしない仕事をこなしているんだろうな・・・」

知咲は目元にかかった城山の髪をそろそろとすくい上げた。

「・・・綺麗な肌」

「・・・あたし、城山さんのこと、ほとんど何も知らないんだよね・・・」

独り言をぽつりぽつりと呟く。


その時。


「・・・気になる?」


髪をすくい上げた知咲の指に城山の指が絡まる。


「あ、ゎ・・・っ城山さん・・・っ起きて・・・?」


ふふ、と笑いながら城山が知咲を横目に見る。


「知りたい?」


知りたいけど、きっと、知れば知るほど怖くなる。


この人から、逃げ出せなくなるんじゃないかって。

身体だけじゃなく、心も。

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