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第1章 はじまりの紅

服の上から彼のひやりとした手が彼女の体に触れる。

服と下着の上から胸の一番頂点に触れる。


ビクっ


優しいようで激しくまさぐるその手はあっという間に直接彼女の肌に触れていた。

ちゅぅっ

｢あ、ぁあ･･･っ｣


頂点に吸い付き、片手は反対の頂点をつまむ。


舌の感触と指の感触が同時に攻めてきて、彼女は思わず出そうになる声を押し殺した。

クリ、ピチャ、クチュっ

執拗に攻めてくるその両方に思わず、はぁ、と声が漏れる。

｢声、我慢してんの？｣


下から見つめるその顔に目を背け、声をまた押し殺す。


｢我慢できるかな？｣


意地悪そうな笑みを零しながら、ベッドに押し倒される。


｢や、ちょ、待っ･･･てくださ･･･っ｣


捲し上げられたスカート。下着があらわになり、秘部を指でなぞる。


｢･･･や、ぁ、｣


また声が出ている事に気付き、必死に両手で押し殺そうとする。


ぐいっ。


両手を抑えられ、そのまま秘部をなぞる。


｢城や･･･ま･･･っさ、ぁ･･･っ｣



｢声、出せよ。｣



｢い、や･･･っ恥ずかし･･･っ｣



｢じゃ、我慢出来ないようにしてやるよ。｣



｢･･･ぇ、･･･っあ･･･っあ、あぁ！｣



下着の中に直接潜り込んだその手は彼女の一番敏感な部分に触れた。