この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
駅前?
かなり前に会った日の事を言っているの?
仕事がつらく慰めてほしくてあたしから誘った時先輩は愚痴を聞くどころか臨時収入であたしよりも趣味の方を優先していた。

大学入りたてで過去を引きずるあたしにサークルの勧誘だと笑いかけてくれたのは先輩で「悲しみは笑いとばせ、くだらない」と言う一言が先輩との初対面でやがてキスをされホテルにも初めて行った人。

「森部は濡れんな」
「彼女らしく股を開かんとイケねぇし」
先輩がそういうならあたしも成長しなきゃと体をあずけたのに先輩は機嫌悪くなるばかりであたしをつまらなく女として駄目な人間だと責めて…

抱くよりも優しくハグをしてほしいのに先輩は激しく腰を振り痛いままむりやり…
あたしは濡れないつまらない女だと罵りイケないのは森部のせいだと取り残され1人ホテルを後にした夜…

あたしは先輩を好きかどうかなんてわからない…
ただ目の前にいるこの人には弱みを見けてはいけない気がしてる…!

『…彼氏です』
わからないという気持ちのまま声が低くなる。

『…結婚は?』
少しだけの間に彼は何を思ったのか。

『………』

『幸せ?』

『…幸せ…です』
嘘をつくと声が震える。

『君は苦労するというのに、今日も尚柳瀬らに役にたたないと言われるがまま何故反論しない?君の答えには間があった、本当に好きな彼氏なら堂々と好きですと答えられるはずだけど君の答えはノーだと言っている』
彼は腕組みをしたまま指先をトントンとさせたのはセリフに確証があると言えるからだ。

『……帰りたい、1人で布団にくるまりたい…もう帰らせて…』
綾香は取引先になる男性の前で敬語ではなくなる程に弱みを出す。

『君は君らしく生きたらいい』
彼は息を吸った。

『初対面なのにありがとうございます…貴方はとても親切だと今わかりました…おモテになるのがわかる気がします…』
綾香の目から涙が伝う。

先輩にこんな風に慰めてほしかった…
泣いては駄目…
この人に弱みを見けてはいけないのに…


『初対面?』
彼は意外だと声のトーンを上げた。

『初対面です…私には縁のない方なので…』

『柳瀬には名詞を渡したが君にはまだだったようだ』
彼はスーツの内ポケットから名詞入れを取り出し綾香に差し出した。

成瀬コーポレーション専務・中川裕哉と書いてあったのだ!


茶髪くんーーー!?

/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ