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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第1章 夏の華
「…だめ…だめだ…ってば…」
暁は弱々しく抗う。
「…欲しい…!貴方が欲しい…!今すぐに…」
月城が譫言のように繰り返す。
普段、冷静沈着で毛筋ほども乱れた様子を見せない男が剥き出しの欲望を口にする。
暁はそれだけで下肢が甘く痺れてくるのを感じた。
「…もう…」
暁は諦めたように溜息を吐く。
月城は慌ただしくくちづけを繰り返しながら、暁の黒革の細いベルトを外し、乗馬ズボンの釦を外すと下着ごと下に引き下ろす。
そして、押さえつけていた手を再び掴み、素早く暁の身体を反転させ、今度は壁に両手をつかせた。
両手首を痛いほど押さえつけられる。
…後ろから…犯される…。
暁は身悶えるような羞恥の中、首を振る。
「…やっぱり…いやだ…こんなの…」
下肢だけ露わにされ、馬丁小屋の中で背後から男に犯される…。
耐え難い屈辱だけでなく、背徳的で歪んだ悦楽が体内からじわりと湧き上がる。
そんな淫らな自分も堪らなく嫌だった。

月城は背後から甘く優しく囁く。
「…愛しています、暁様」
耳朶を甘噛みしながら、背後から暁のはだけられたブラウスの胸元に手を差し入れ、小さな乳暈を愛撫する。
「…あ…っ…!」
痺れるような快楽が暁に忍び寄る。
月城はやや卑猥に暁の胸を弄りながら、片手で己れの乗馬ズボンのベルトをくつろげる。
ジッパーが下される金属音が響き、暁はぞくりと背筋を震わせる。
月城が己れの牡を取り出す気配がした。
暁は唇を噛み締め、瞼を閉じ壁に縋り付く。

月城は既に限界まで猛り狂っている己れの牡を取り出すと、数回扱いた。
「…申し訳ありません。濡らすものが何もないので、私の精で我慢なさって下さい」
低く湿った劣情に塗れた月城の声が耳元に吹きこまれる。
「…もっと腰を突き出して下さい。…もう少し脚を開いて…そう、上手ですよ…」
まるで乗馬の指導をするような丁寧な口調だ。
暁は肩を喘がせながら、男の為に細腰を突き出し、脚を開く。
…淫らな…獣めいた…娼婦のような体位…。
恥ずかしくて堪らないのに、下肢はこれから受けるであろう甘美な悦楽への期待に打ち震えている。

暁の肉付きの薄い青白い双丘が、男の手により押し開かれる。
そのあわいの奥の可憐な花蕾に向かい、男は先走りの熱い精をねっとりと浴びせかけた。
「…あっ…あつ…い…!」
暁は思わず掠れた甘い声を上げる。









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