この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第12章 その愛の淵までも…
「…ああ…そんな…もう…しないで…」
暁は先程から何度懇願しているかわからない言葉を繰り返す。
「…まだだ…まだ貴方がほしい…暁…!」
どんなに啜り泣いても、今宵の月城は暁を抱くのをやめようとしなかった。
…いや、抱くというより貪るような激しさで、暁を求め続けた。

数日ぶりに帰宅するなり、暁は直ぐに寝室に連れ込まれ、着衣のまま正常位で奪われた。
叩きつけられるように中に精を放たれ、息も整わぬ内に身体を返され、獣の体位で再び挑まれた。
「ああ…っ…まって…え…まだ…なか…疼いて…くるし…」
喘ぎながら抗う暁の華奢な腰を掴み、少しも衰えぬ硬く昂ぶる牡の切っ先を柔らかく解けた淫孔に突き刺さした。
「んんっ…!…や…あ…っ…お…おき…い…」
悲鳴はやがて甘く濡れたため息に代わる。

「…月…城…は…あ…ん…っ…ああ…っ…も…おく…あつ…い!…いい…っ…きもち…いい…!」
男の激しい律動に暁の華奢な身体は、熱く膿んだような快楽に打ち震える。
「…ああっ…しん…の…おお…き…い…んんっ…!…あつ…い…も…だめ…ああ…っ…ん…」
暁の華奢な狭い骨盤を砕かんばかりに、荒々しく抽送し続ける。
「…貴方の中も…熱くて蕩けそうだ…すごく…いい…」
息を弾ませ、快楽をやり過ごそうと低く呻く。
…月城の生々しい快感の息吹を耳朶に受け、暁は甘く痺れるような悦楽に溺れ始める。
「…はあ…ん…っ…もう…お…きく…しない…で…おかしくなりそ…う…」
月城の長大な牡が恐ろしい勢いで律動を繰り返し、その摩擦熱で暁の淫孔は紅く腫れ、熟れた果実のようであった。
さきほど放った牡液が淫らな水音を立て、その泡立った白濁は暁のほっそりとした太腿にまで滴り落ちていた。
「…貴方の中がよく締まる…。私を搦めとるかのようだ…」
…相変わらず淫らな身体だ…と、耳朶を甘噛みされる。

「もう…む…り…ねえ…おねが…い…中に…中に出して…」
「…中に…出されたいの…?さっきもあんなに出したのに…」
「ん…っ…なかで…なかで…達きた…い…っ…」
「…そうだ…貴方は私に中で出されないと達することができないんだったね…」

…貴方の快楽は私にしか与えられないのですよ…。
愛の呪文のような言葉が窒息するほどに濃厚な口づけと共に与えられ、暁は悦楽の極みから涙を流す。
…その夜、月城は果てても尚、暁から繋がりを解こうとはしなかった…。
/954ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ