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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第12章 その愛の淵までも…
「…この吸い付くように肌理細かな…雪より白い美しい肌…」
「…ああ…っ…ん…」
…男は暁の奥深くへとじわじわと侵入を果たしながら、その素肌をゆっくりと撫で回す。
膨らみはないが、まるで春に咲き染めた桜のように可憐な乳暈を摘む。
「…ここも…まるで果実のように瑞々しい…」
そっと口に含み、舌を淫らに使い始める。
「…ああっ…やめ…て…」
その間にも男は引き締まった逞しい腰を暁の華奢な骨盤に打ち付けるようにゆるりと抽送を始める。
漸く収まりかけて埋み火になった快楽の火種が掻き起こされ、暁は身悶える。
「…んんっ…や…だ…も…できない…て…ば…」
「…貴方の中はまるで天国のようだ…上質な天鵞絨のような感触…熱く濡れた肉が私を捉えて離さない…」
月城の美声が鼓膜をも濡らす。
「…ああ…ん…っ…つき…しろ…」
「貴方の身体はまるで麻薬だ…。一度知ればもう離れられない…魔性の身体…」

…私はとっくに囚われの身ですよ…
と、どこか哀しげに囁かれ、耳朶を噛まれる。
そのまま荒々しくのしかかられ、貪るようにキスをされる。
その愛撫にはやはり月城の微かな焦燥感が感じられ、暁はもう一度、彼に問いたいと思ったが、その頃には男の激しくも濃厚な律動に快楽の坩堝へと引き摺り込まれ…もうなにも考えられなくなっていたのだ。

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