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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第2章 初戀のひと
「…何で犯してほしいのですか…?よく聴こえませんでした。
…はっきり仰ってください」
月城の怜悧な瞳に淫蕩な色が浮かぶ。
暁は涙を流しながら男の耳元に、淫らな淫語を呟く。
男は薄く笑った。
「…いやらしい方だ…。こんなに美しく、玻璃のように儚げなお貌をして…そのようないやらしい言葉を使われて、男を欲しがるなど…」
…貴方は天性の娼婦だ…酷い言葉で罵られているのに、暁は歪んだ歓びに打ち震える。
自分は淫らな娼婦なのだ。
だから、この男に抱いてもらわないと生きていけないのだと、自覚すると安心が出来た。
「…もっと…酷くして…壊して…いやらしい僕を…罰して…滅茶苦茶に犯して…」
甘く掠れるような声…
細められた瞳に浮かぶ淫らな色…
男の幾度ものくちづけで腫れ上がった薄紅色の唇…
汗で蒸された真珠色の肌からは異国の花めいた薫りが漂う…。
月城は息を飲む。

…昼間はおとなしやかで上品な貴公子然としている暁だが、閨では人が違ったかのように淫らに淫靡に咲き乱れる…。

…暁様は毒の花だ…。
毒と知りながらも、その妖しく美しい紅い花を貪らずにはいられない…。

暁は、月城が女を抱きたがっているのではと心配しているが、笑止千万な話だ。
暁を抱いてからというもの、月城は例えどんな美女でも食指が動いたことがない。
暁の身体には麻薬めいた魅力があった。
今も自分を熱く締め付けている淫肉…。
暁の淫肉はその滑らかな襞の1枚で牡を締め付け、牡液をねだるかのように淫らに蠢く。
感度が良すぎるために、絶頂を迎えると意識を失ってしまう儚さも堪らなく好きだ。
自分の腕の中で、くたりと力をなくしている暁を思う様犯す快楽…。
…自分の歪んだ倒錯じみた性愛を月城は歓びに感じる。

そのような無二の淫らな聖女のような暁を、誰が手放すだろうか…。
…例え、地獄に堕ちてもこの美しく淫らで…そして誰よりも愛おしい青年を、自分は離しはしないだろう。
たから、月城は愛おしい青年の耳に甘く残酷に囁くのだ。
「…暁様…貴方を死ぬほど犯して差し上げますよ。…たくさん突いて…貴方の身体の奥にたくさん精を放って差し上げます…貴方が泣いてしまうくらいにたくさん掛けて差し上げますよ…」
「…ああ…つき…しろ…」
言葉だけで感じ始める淫らな身体…。
…暁はきゅっと中の月城の牡を締め付ける。
月城は端正な眉を思わず顰める。
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