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第6章 シーン　6

　美奈の店はキャバクラと言ってもセクシー系のサービスを売りにしている風俗の一歩手前のような店で、かなり際どいサービスが要求される。大輔はあたしが美奈の店で客にサービスしたり、触られたりする事を想像して興奮している。これは手段なのだけれど大輔にとっては目的に等しい効果がある。浅田部長の事を抜きにしてもこれを実行する価値が充分にあると思っているし、あたしも好奇心から浅田部長抜きでも体験したいと思った。
「店での名前はどうします。詩織って名前は同じ名前のキャスト、あ、うちは女の子のことをキャストと呼んでいるんだけどね、同じ名がないからそのままでいいかなと思うよ。本名が知られるのが嫌な場合は変えた方が良いけれど、そうじゃなければ詩織っていいじゃない。綺麗な名前だし、あなたの雰囲気にぴったりだよ。」
「お店の事、もう少し詳しく教えてもらえます？」