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隠密の華
第8章 七
……何だ。この硬いのは。まさか……。
「白夜、何かがお尻に当たって……」
「ああ、俺の息子だな」
「ムスコ……!?」
顔を青ざめながら、落ち着き払ったまま話す白夜の言葉に、思わずゴホッと咳き込む。
「当たり前だろ?お互い裸同士、密着しているんだ。反応しないわけがない」
「そ、そうですか……」
これは、まずい。流れですることになったら……。早く湯船から出なくては。
「白夜、そろそろ湯船から出ますね……また、目を閉じていて下さい」
心を落ち着かせながら、白夜へ話す。すると、唐突に白夜から口付けられるうなじ。その行為にもだが、後ろから聞こえてくる白夜の言葉に目を見開いた。
「駄目だ。もう我慢の限界だ」