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ジャンクフードでできている
第23章 花粉偏頭痛

寝袋にくるまる夜
頭までもぐりこんで
吐く息の暖かさを感じる
身体をまるめて
さなぎになった
いもむしのように
外は寒い
とても寒い
結露が流れる
ヘッドライトに照らされて
湿気を含んだ天幕が風にたなびく
しんとする
音がなくなったのか
私の耳が聴こえなくなったのか
暗闇の世界の中にいて
世界を感じる
手洗いをじっと我慢していても
誰もかわってはくれない
そう、これは最も身近に存在する
自分で解決するしかない問題だ
意を決して
肩をすぼめて外にでれば
空は満天
ほぅ
としか口に出ない
白い息
無音の星空に
流星ひとすじ
いそいそと用を足して
再びさなぎとなる
「やまごもる」
頭までもぐりこんで
吐く息の暖かさを感じる
身体をまるめて
さなぎになった
いもむしのように
外は寒い
とても寒い
結露が流れる
ヘッドライトに照らされて
湿気を含んだ天幕が風にたなびく
しんとする
音がなくなったのか
私の耳が聴こえなくなったのか
暗闇の世界の中にいて
世界を感じる
手洗いをじっと我慢していても
誰もかわってはくれない
そう、これは最も身近に存在する
自分で解決するしかない問題だ
意を決して
肩をすぼめて外にでれば
空は満天
ほぅ
としか口に出ない
白い息
無音の星空に
流星ひとすじ
いそいそと用を足して
再びさなぎとなる
「やまごもる」

