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ジャンクフードでできている
第24章 ゴミ箱な人
また深夜のお散歩
こんばんわ
暗がりにすれ違うヒト
ヒト?
街灯に揺れるカゲ
ロープに包まって
そのカルマ

灯りは不定期に点滅
こしゃくな北風
鼻の先は赤くて
先日までの彼岸花
思い出す

尻尾を出さずに
歩いてみせてよ
僕のまわりに
貴女の足跡

月のない夜の星達が
ここぞとばかりに
瞬いているから

また深夜のお散歩
こんばんわ
暗がり佇むヒト
ヒト?
静かな町では
犬も鳴かない
身震いもするよね

貴女の口に指をつっこんで
舌を弄んでやりたい
唾液がからんで糸をひく

跪かせて
尻尾を生やして
首輪して
リードをひけば
キャンと鳴く

また深夜のお散歩
こんばんわ
私達は
ヒト
ヒト?

僕は
貴女は

さあてね
夜は、明けない


「片隅の町のある夜」

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