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ジャンクフードでできている
第7章 海にて
「砂浜」
私は砂浜に座って海を見ている
お前を裸にして
手足を縛って
波打ち際に置いて
今日は凪いで
波は穏やかで、とても静かで
優しい波音に
お前の呼吸が混じっている
これは
私だけの美術品なのだ
身動きできず
ひたひたと
波に打たれてよがる裸体は
大きな自然の一部を担って
生きている
このまま時が過ぎれば
全部、赤くなって、染まる
そして、朱色が群青と混じれば
潮は満ちはじめるだろう
お前はこのまま海に沈んで
人魚になればいい
そうして、私は砂浜に座って海を見ている
私は砂浜に座って海を見ている
お前を裸にして
手足を縛って
波打ち際に置いて
今日は凪いで
波は穏やかで、とても静かで
優しい波音に
お前の呼吸が混じっている
これは
私だけの美術品なのだ
身動きできず
ひたひたと
波に打たれてよがる裸体は
大きな自然の一部を担って
生きている
このまま時が過ぎれば
全部、赤くなって、染まる
そして、朱色が群青と混じれば
潮は満ちはじめるだろう
お前はこのまま海に沈んで
人魚になればいい
そうして、私は砂浜に座って海を見ている