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ジャンクフードでできている
第12章 マリモ
けんけんぱ
けんけんぱ
貴女を大の字に寝かせて
動くな、と命ずる
その上を
けんけんぱ
けんけんぱ
貴女が目を閉じるのを
閉じるな、と命ずる
そして、再び
けんけんぱ
けんけんぱ
僕は貴女を踏みたくない
怪我をさせたくないんだ
だけど
ひょっとしたら
そうなってしまうかもしれない
という緊張に
どきどきして
興奮してしまう
貴女も踏まれるのが怖くて
涙目になっている
だけど
ひょっとしたら
そうなってしまうかもしれない
という緊張に
どきどきして
興奮してしまう
二人の緊張とどきどきは
混ざりあって
汗となって
したたって
このおかしな儀式のような遊びによって
僕は貴女を忘れないし
貴女は僕を忘れない
けんけんぱ
けんけんぱ
忘れないで
貴女は虫けらのような僕の理解者だから
けんけんぱ
けんけんぱ
「童心にかえって」
けんけんぱ
貴女を大の字に寝かせて
動くな、と命ずる
その上を
けんけんぱ
けんけんぱ
貴女が目を閉じるのを
閉じるな、と命ずる
そして、再び
けんけんぱ
けんけんぱ
僕は貴女を踏みたくない
怪我をさせたくないんだ
だけど
ひょっとしたら
そうなってしまうかもしれない
という緊張に
どきどきして
興奮してしまう
貴女も踏まれるのが怖くて
涙目になっている
だけど
ひょっとしたら
そうなってしまうかもしれない
という緊張に
どきどきして
興奮してしまう
二人の緊張とどきどきは
混ざりあって
汗となって
したたって
このおかしな儀式のような遊びによって
僕は貴女を忘れないし
貴女は僕を忘れない
けんけんぱ
けんけんぱ
忘れないで
貴女は虫けらのような僕の理解者だから
けんけんぱ
けんけんぱ
「童心にかえって」