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第17章 地球儀

走れ、走れ

ああ

左足がつった

だから右足だけで走ってる

負けるな、走れ

そのうち右足もつった

転んで、倒れた

仕方ないから、ほふく前進、腕を使って前へ進め

でも、両腕もつった

もう、転がって、芋虫のようにでも進め

身体も削れた

そうだね

息詰まったら

首を吊ろう

それでいいさ

行けるとこまで

生きればいいさ

yeah,yeah


いいよ、進もう

かきわけて

混じらないでさ

どこまで行っても

自分だけは

何者でもないから

自分でしかないから


死んでもいいよ

死ぬまで生きよう

もがいて生きよう

ここにいるから


混じれない

紛れない

唯一無二の

自分の魂


それはきっと、あなたも同じ

互いの心に刻み込んで


愛するってことは

きっとそういうことで


自分を信じて

燃やし尽くせば

何色かに輝いて

あの、夜空の星達のように

きっと

いつかは


「冬の、」