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溺れる金魚
第17章  無実の罪
「まだ痛いって、じゃあ処女を無くしたばかりなのか?一体いつ誰にくれてやったんだ?夫ではない男にやるなんて良い度胸だな。それがどんなにいけないことか、これからきっちりとその体に教え込んでやる。他の男に抱かれたお仕置きだ」


佐野はスラックスのファスナーをゆっくりと下ろし始めた。

「待って!待って下さい。違うんです。これはあなたが……あぁぅっくっ、あっ……」


昨日の攻めですら、処女の紗良にはきつかった。

それなのに、その翌日には更に激しい攻めを一方的に受けている。


「お願いだからっ、ああっ……お願い、だめぇ。違うの話……聞いて、はぅっああっ」



イっている最中に、更にその上を行く絶頂が幾重にも連なる。

いつの間にか紗良は彼を止める言葉を吐かなくなった。



代わりにただ「崇志さん」と佐野の名を呼びながら喘ぐ声が響く。
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