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溺れる金魚
第34章 エピローグ
「紗良は……どんどんいやらしくなる、なぁ……そんな事、までして……んっ……そろそろ……躾、しなくちゃあ駄目かな……」
佐野が上気しながら、吐息を漏らす。
彼のその高揚に当てられたのか。
紗良の指が暗示にでも掛かったかのように勝手に動き続ける。
自分の指が刺激を与える度に、もっと固さが増していくそれ。
今は……私が攻める番。
今はまだ知らない、これから受けるであろうお仕置きの、その気配も感じぬままに佐野のそれを昨夜の労を労いながら慈しむように弄び続けていた。
ベッドの脇に落ちて散乱する互いの下着達。
そのなかに紛れたベビードール。
朱色の鮮やかさが、まるで金魚の尾びれの漂いのように乱れている。
これからまた、彼女はその快感に深く沈み……溺れていく。
了
佐野が上気しながら、吐息を漏らす。
彼のその高揚に当てられたのか。
紗良の指が暗示にでも掛かったかのように勝手に動き続ける。
自分の指が刺激を与える度に、もっと固さが増していくそれ。
今は……私が攻める番。
今はまだ知らない、これから受けるであろうお仕置きの、その気配も感じぬままに佐野のそれを昨夜の労を労いながら慈しむように弄び続けていた。
ベッドの脇に落ちて散乱する互いの下着達。
そのなかに紛れたベビードール。
朱色の鮮やかさが、まるで金魚の尾びれの漂いのように乱れている。
これからまた、彼女はその快感に深く沈み……溺れていく。
了