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第21章 　甘い日常

チュッチユッと佐野が紗良の唇にも舌にも吸い付く。



紗良はうっとりとされるがまま。

互いの息が荒くなり始め、佐野は紗良の背に手を当てながら膝裏をすくった。



「きゃっ」

横抱きに抱えていやらしく微笑む。



「もっと？」

答えなんて、分かっているくせに。



「もっと……」


紗良は彼の中で恥じらいながら甘えるように小さく微笑んだ。