この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
**情画**
第4章 深夜
先生は無口だった。
静かな感じは嫌だった。
「沙絵さんは学校は行ってないんですか?」
聞きたかったことだった。
「今はちょっとね。お休みしてるの。
でも、ちゃんとした女子高生よ。」
「ちゃんとじゃないだろ。」
「あら、周りだって体でお小遣い作ったり、何人も彼氏という男がいるとか…
大して変わらないわよ。」
「いや、こんな恐ろしい女王様じゃ、同年代の男子はたじたじだな。」
「こっちから願い下げよ」
何とも普通かどうかはともかく、父娘の会話が繰り広げられた。
でも、自分で聞いておきながら、その会話に入ることはできなかった。
しばらく会話が途絶える。
「沙絵さんの制服姿、見てみたいです。」
「いいわよ。最後の日に見せてあげる。」
ワタシは次の質問に動揺して、この言葉をよく聞いてなかったのだ。
「いずみさんの家のsexは、どんな感じ?」
「家のsex?」
「回数とか体位とか、趣向とか…」
「ふ、普通だと思います。」
「何で普通ってわかるの?」
「い、いえ、わかりません。」
「パターンとか役割とか決まってるの?」
「き、決めたわけではありませんが、大して変わらないです。」
「ふうん…よくわからないわね。」