この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
**情画**
第1章 再開
甘い柔らかな感触、壊れた時計がまた針を進め、時を刻み始める。
唇を舌でなぞり開いていく。
貴女の小さな舌を捕らえ絡めていく。
貴女の手が僕の首に回される。
僕も貴女の額を撫で頬を撫で髪を指に絡めた。
伝われ、この想い、僕の許に留まってくれ。
ガチャッ…
ノックもなしにドアが開く。僕は慌てていずみから離れた。
「お父様。呼ぶように約束したのに、まだ約束を守る習慣が出来てないようね。」
さっきは、見る余裕もなかったが、沙絵さんは派手なワンピースを着ていた。
キツいピンクの地に、赤い薔薇、大小の薔薇、蕾や、大輪や、花びらが全面にあしらわれていた。
裾と袖と衿に薔薇と同じ真っ赤なラインが入っている。
踵のある室内履きを履いているが、それがなくても170㎝近くあるのじゃなかろうか。
ワンピースから見える部分はスラッとしているが、胸も腰も張り出ている。
金のチェーンベルトで締められたウエストはキュッとしていて、ファッションモデルのようだった。
服装もかなりビビッドな感じではあるが、それに負けない美貌とスタイルで全体的に整っている。