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**情画**
第1章 再開
先ほどの愛の伝わる口づけもワタシを勇気づけてくれた。
沙絵さんがワタシの回りを歩く。
ワタシは下を向いた。
「本当に綺麗だわ。芸術よね。」
カシャッ…カシャッ…
フラッシュが光り写真を撮られたとわかる。
「沙絵、やめなさい。」
「お父様、大丈夫よ。私も芸術家よ。
これは、私だけの作品として誰にも見せないわ。」
「それであってもモデルには許可を得るものだ。」
「だから、駄目なのよ。
美しいと思った瞬間にシャッターを切らなきゃ、間に合わないのよ。」
「今、いずみは逃げやしないよ?
ちゃんと断れるだろう。」
「もう感性と媒体の違いよね。この件に関しては一生お父様とはわかり合えないわ。」
グイッ…
っう…
父娘のやり取りに気を取られていたら、沙絵さんに背中の縄を引かれ、膝立ちにさせられる。
「いずみさん、頭の上で腕を組んで…
手で両方の肘を掴む感じ…
そう、それでいいわ。
写真撮るわよ。
奴隷なんだから、許可は待たないけど。」
カシャッ…カシャッ…
後ろ姿を撮られたようだ。
「沙絵。」
先生の声に怒りを感じた。