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**情画**
第2章 夜光虫

身体中が怠い、特に肩が重い。

気づくと主人の足が肩に乗っていた。

起こさないよう静かに体をずらし、ベッドから降りた。

体を起こすのも辛く、ドアまで這っていく。

ノブに掴まりゆっくりと上体を起こし、静かに立ち上がる。

うぅ…

秘部に流れ出たどちらのものかわからない体液が乾き、つれる。

立ち上がるとナカから主人に放たれたものが溢れた。

着替えを持ちバスルームに向かう。

腰や節々が重く、手すりに掴まって階段を降りた。

熱いシャワーを浴びる。体を洗いながら剥き出しの恥丘を見た。



主人が意識を飛ばしたワタシを、せめて起こしてくれれば許せたのかもしれない。


シャワーを浴びるよう勧めてくれれば、憎まなかったかもしれない。


もし、並んで労るように包んで眠っていたら、愛していたかもしれない。


あり得ない想像に涙しながら体を洗った。

湯船に浸かり体が温まって、少しは怠さが抜ける。
それなのに冷えた心が温まることはなかった。



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