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Lovers Game 〜光と影〜
第1章 バカの帰還
フゥ・・・

ホームの空気に体を慣らすのはひとまずこんな所でよい。

街並み、空気、食べ物・酒の味、時間間隔、、景況感・・
準備運動して一休み。明日から通常運転。

なんかなぁ、この国も、相も変わらずなようで
たった数年で色んなものが変わってるよな

それこそ、どさくさ紛れで煙に巻かれて誤魔化されてる
物価、ガイドライン、諸々のシステム
初めは必死に反発しても、いつの間にか当たり前にされて
慣れ…ってコワイものだよな。

なんて?
帰国から僅か数時間、街を眺めひとりごと。

一言?

そうだな・・・❝つまんない❞・・・。


高い金払えば上ランクの料理が並び
金見せれば高い酒も女もヒョイっと出てきて
機嫌を損ねないようコンプラ気にしながら言葉選び
こちらを適当にヨイショして、貼り付けた笑顔でゴマすり…


❝その程度のスキルなら人じゃなくてもいいんじゃん❞?

人間が不要でも成り立つ仕事やシステムは溢れ

面白味も遊び心もない



出る杭は打たれる…に留まらず、跡形なく粉砕消滅される
だから皆、はみ出さないように大人しく
ロボットみたいに流れる



つまんねー・・・。味気ない世の中・・・




ってさ・・・

なんかやたら陰キャ来てない俺?!

ややや!勘弁してね(笑)


つまりは複雑な世の中だから?
細かいこと一々構ってらんないって話。

バカもバカ・・・とっておきの大馬鹿

全力のバカさ加減で行くよ



❝俺の人生❞・・・❝俺のゲーム❞・・だからね。
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