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5センチの景色
第1章 5
「仕事が忙し過ぎる!!!」
金曜日の夜10時。
やっと残業を切り上げて、1週間分の疲れとともにボロボロになって
いつもの居酒屋にたどり着いた。
社会人1年目。
先輩たちに比べたらまだまだ仕事らしい仕事をしていないと胸を張って言える!
なのに!
なんでこんなに忙しいの?
居酒屋には同期で秘書課の由紀が、奥に居て
「隣においでよ」と言う優しい由紀の言葉につられ
座った途端にビールを飲み干し、毒を吐く。
「なんでこんなに忙しいのよぅ!」
同期を見るとそれなりに忙しいけど、私ほど残業している風でもなく
由紀も秘書課に配属されて華やかで楽しそう。
ずるいよ・・・
「私・・・
この会社に入って合コンの1つもやってないんですけどっっ!」
半分マジに泣きそうになりながら、そこそこ大声で言ったら
そこにいる皆が苦笑いした。
私、別に見かけはフツーだと思う!
そりゃぁ、秘書課に配属されるような由紀と比べたら劣るかもしれないけど
それでもフツーだと思う!
なのに恋する暇もないほど忙しいって、ど―ゆー事!
金曜日の夜10時。
やっと残業を切り上げて、1週間分の疲れとともにボロボロになって
いつもの居酒屋にたどり着いた。
社会人1年目。
先輩たちに比べたらまだまだ仕事らしい仕事をしていないと胸を張って言える!
なのに!
なんでこんなに忙しいの?
居酒屋には同期で秘書課の由紀が、奥に居て
「隣においでよ」と言う優しい由紀の言葉につられ
座った途端にビールを飲み干し、毒を吐く。
「なんでこんなに忙しいのよぅ!」
同期を見るとそれなりに忙しいけど、私ほど残業している風でもなく
由紀も秘書課に配属されて華やかで楽しそう。
ずるいよ・・・
「私・・・
この会社に入って合コンの1つもやってないんですけどっっ!」
半分マジに泣きそうになりながら、そこそこ大声で言ったら
そこにいる皆が苦笑いした。
私、別に見かけはフツーだと思う!
そりゃぁ、秘書課に配属されるような由紀と比べたら劣るかもしれないけど
それでもフツーだと思う!
なのに恋する暇もないほど忙しいって、ど―ゆー事!