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終止符.
第16章 愛しい人
途切れた愛撫によって脈を打つように蠢く蜜口が純を欲しがっていた。

純は奈緒のショーツを取り去り、抱き上げてベッドルームへと運ぶ。


ベッドの横にはスタンド型の間接照明が置かれ、ほのかな明るさが二人の姿を照らした。

純はヘッドボードに奈緒をもたれさせ、大きめのクッションを背中に当てた。


奈緒の隣に掛けながらその頬を手のひらで覆い、そっと唇を重ねる。


チュッ…


唇を離しては見つめ合い、また重ねる。

熱い視線だけを絡ませ、切なく繰り返されるばかりの軽いキスがもどかしく、奈緒は我慢出来ずに純の髪を撫でながら自分から舌を絡ませた。


「──…ンン…」


純が呻いた。

ハッとして唇を離そうとすると純が奈緒の頭を手で抑えながら潤んだ瞳で囁いた。


「もっと欲しがって…」

「──…ッ…ん…ンン…」


押し付けられた唇から、ねっとりと絡み付いてくる純の舌を受け入れ、息をするのも忘れて舌に吸い付いた。


斜めにたたんだ膝の正面に純がきて向き合う。
唇を重ねながら奈緒の左側の肩紐を下げてゆく。

奈緒の身体は濃厚なキスで蕩けるように柔らかくなってしまい、純の動きを素直に受け入れた。

じんわりと疼く内側は更なる刺激を待ち望んだ。

純の唇が首筋から下におりてゆく。


「ぁ…」


肘まで下ろされた肩紐はブラジャーのカップから片側の乳房をこぼれさせ、純はその乳房を下から優しく持ち上げ大きく口に含んだ。


「ンふ…あぁ…」


純の口の中で舌先が突起を弾く。


「…ン…あン…」


すぼめた唇が甘く歯を立てて刺激すると、奈緒は「あぁ…」と呻いて純の頭をその乳房に引き寄せた。

目を閉じたまま上を向き、純の熱い愛撫に震えながら熱い息を吐く。
硬い突起を舐め回す舌に感じながら目を開け、視線を正面に移した。


「──…っ、純…明かりを消して…」

「…どうして…」


乳首にキスをしながら純が聞く。


「……か、鏡…」


奈緒の目の前の壁には大きめの姿見が置かれ、奈緒の淫らな姿と逞しい純の背中をはっきりと映し出していた。


「…僕がそこに置いたんです。」


奈緒は目を背けて横を向いた。


「お願い…明かりを消して…」


純は奈緒の乳房を激しく貪りながらリモコンに手を伸ばし、スタンドの明かりを更に明るくした。

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