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終止符.
第16章 愛しい人
「…奈緒さん…」


純は奈緒のお尻の下に手を入れ、奈緒の指がゆっくりとその中心を開いてゆくさまに見とれ、たぎる欲望を堪えながら、「あぁ…」と熱いため息を漏らした。

熟れた果実のようなみずみずしい秘肉をゴクリと喉を鳴らして見つめる純は、お腹を空かせた子供のように目の前の甘い誘惑にかぶり付いた。


「──…っあぁッ……」


押し当てられた純の口から熱い舌が這い出し、割れた秘肉のふちを広げるようにねっとりと舐め回す。


「──…あぁ…ンンッ…純…ぁうぅっ…」


奈緒は指先を甘く噛みながら、純を見つめた。


切ない奈緒の視線と、雄と化した純の視線が絡み合う。

純は舌をねじ込むように顔を動かし、熟れた果実の中を味わう。


「──…ンン…あぁッ……」


中で蠢く舌に、奈緒はつま先まで震わせて痺れた。

純はたっぷりと蜜汁が滲み出す果肉に舌なめずりをして奈緒を見つめ、ジュルやジュルと音を立てて吸い付いた。


「……ンン……あぁ…最高だ…」


鼻先で花弁から蕾を左右に揺らして刺激しながら、舌と唇は秘肉を貪り、視線は悶える奈緒を攻める。


「─…あぁ…純…純………あぁッ…だめ……あぁッ…あぁッ…」



奈緒の腰は淫らに動き、純の唇にそこを押し付けながら上下に波打った。


純を見つめ、鏡を見つめ、卑猥な光景に胸が高鳴り、身体は熱く淫らに純を誘いつづける。


純の指先が硬くなった内側に侵入してくる。


「──…はゥッ…んぁ…」


ゆっくりと指先が壁を擦り、2本に増やされると奥へと忍び込んだ。


波が押し寄せる。


指先を曲げて伸ばして、熱い肉壁を叩けば、まとわりつく襞から蜜が溢れ出し、低い水音が奥から漏れ聞こえる。


「──…あぁ…いいわ…純……あっ、あぁっ…」


指を締め付けてくる内壁を擦り上げながら、純は身体をずらして指が埋もれた場所を鏡にさらした。


「──…あぁ…いゃ…あぁッ…やめて…やめて…あぁッ…あぁッ…」


「……奈緒さん、愛してる…あぁ…僕だけの…女になって…」


鏡を見つめる。


「──…あぁッ…純…そんな……い、いゃ…いや…だめぇ…あ、あぁ…あぁッ…あぁッ…」


奈緒は激しく指を出し入れされながら腰を震わせ、目覚めた身体の奥から飛沫を放つ自分を見つめながら絶頂を迎えた。

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