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私が愛した風俗の世界
第6章 新婚時代
私はとにかく、一人になる時間が欲しかった。
子供は可愛いいし、守りたい気持ちは
強かったけれど、私はやっぱり
まだまだ子供だったのかもしれない。
我慢ができない……
主人はお金がなくても、私と子供といるのが
今までにない幸せだと言った……
私はお金がないと幸せじゃない……
不安がつのる。なんとかなるなんて
思えない。これは育った環境がそうしたの
かもしれない。
私はとうとう踏み出してしまうことになった
ピンクサロンに主人には内緒で
働きはじめる……内緒にすると言うのは
本当に難しかった。
身体がおいつかない。子どもを連れて
電車に乗って、保育園に預けて
やっと歩きはじめた息子は保育園に
着くと泣き出す。そしてお店にいく。
最初は罪悪感があった。それも時間が
消してしまった……