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住み込みメイドのエッチなお仕事。
第15章 エピローグ
停止した車から降りる。玄関ロビーに入ると、貴俊と清孝、そして律子、敦美、サラが、昭彦と涼子を出迎えた。
「お帰り涼子」
「ただいま戻りました、貴俊様…」
「ふふ、貴俊でいいよ」
あ、お兄ちゃんでもいいよ?
そういって貴俊は涼子を緩く抱きしめて、頰にキスを送る。
「兄貴、それやめてくれる?」
「やだなぁ。お兄ちゃんにヤキモチとか心が狭いよ」
くすくすと律子達が笑う。
「留学先に、涼子も連れてくから」
「うん、わかってるよ」
ふふ、と笑って、貴俊は涼子に言う。
「あのね、涼子。実はメイドの選考って、数年前から僕がやってたの」
「え?」
「メイド自体は親父が始めたことでね。どうせなら好みの子がいいし、どうせなら一生愛せる子がいいなと思って。それはそれは厳しく選んだよ。なにせ僕たち兄弟のお嫁さん候補を選ぶわけだから」
お、 お嫁さん候補!?
あんぐりと口を開けて見上げてくる涼子に貴俊は笑って「そうだよ」と頷く。
「僕が事業を引き継いだら、メイド制度は辞めるつもりだった。ちょっと時間がかかっちゃったから、君たちにはつらい思いをさせてしまってごめんね。制度を終わらせても、なにもかも引っくるめて、僕たち兄弟が一生愛せる女性を、僕は君たちを選んだよ」
僕は欲張りだから2人も選んじゃったけど
そう言って笑う貴俊の後ろで律子と敦美が顔を見合わせて笑う。
「昭彦を、よろしくね」
「…はい、ありがとうございます」
ほんわりと微笑んだ涼子の頰に涙が伝った。
「お帰り涼子」
「ただいま戻りました、貴俊様…」
「ふふ、貴俊でいいよ」
あ、お兄ちゃんでもいいよ?
そういって貴俊は涼子を緩く抱きしめて、頰にキスを送る。
「兄貴、それやめてくれる?」
「やだなぁ。お兄ちゃんにヤキモチとか心が狭いよ」
くすくすと律子達が笑う。
「留学先に、涼子も連れてくから」
「うん、わかってるよ」
ふふ、と笑って、貴俊は涼子に言う。
「あのね、涼子。実はメイドの選考って、数年前から僕がやってたの」
「え?」
「メイド自体は親父が始めたことでね。どうせなら好みの子がいいし、どうせなら一生愛せる子がいいなと思って。それはそれは厳しく選んだよ。なにせ僕たち兄弟のお嫁さん候補を選ぶわけだから」
お、 お嫁さん候補!?
あんぐりと口を開けて見上げてくる涼子に貴俊は笑って「そうだよ」と頷く。
「僕が事業を引き継いだら、メイド制度は辞めるつもりだった。ちょっと時間がかかっちゃったから、君たちにはつらい思いをさせてしまってごめんね。制度を終わらせても、なにもかも引っくるめて、僕たち兄弟が一生愛せる女性を、僕は君たちを選んだよ」
僕は欲張りだから2人も選んじゃったけど
そう言って笑う貴俊の後ろで律子と敦美が顔を見合わせて笑う。
「昭彦を、よろしくね」
「…はい、ありがとうございます」
ほんわりと微笑んだ涼子の頰に涙が伝った。