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寝取られの向こう側
第22章 再会
三上「同感です。これ程までに
で神々しい亜希子を見た事がありません」

私と三上氏の顔を交互に
見比べている亜希子さんです。

何だかソワソワしていました。

気持ちを察して 

私「ご自分の顔を見て来なさい」

亜「はい!」

弾んだ声で言い立って浴室の方へ行きました。

亜「わー」

驚きとも歓喜ともとれる声が聴こえます。

私も浴室の横の洗面所に立って
鏡をのぞき込んでいる亜希子さんの横に
立ちました。

私「どうです?」

亜「これが私なんですね。
明鏡止水の心境です。
本来の私に出逢えたような気分です。
ありがとうございました」

もう涙はありません。

穏やかな表情の亜希子さんでした。

傍に付いて来ていた三上氏が呟きました。

三上「眉がない方が絶対に良いですね
スキンヘッドは」

私「そうですよね。
眉があると眉が強調され過ぎて
透明感が失われますから」
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