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第3章 中年男子…。

春奈は高校時代には
男子からモテた。

顔立ちも当時アイドルだった
広末涼子に面持ちが似ていたし
本人もそれを意識して
彼女ににたしぐさや笑顔を作るようにしていた。


なので高校3年間で
好きだとカミングアウトされたことが
10回は記憶する限りあった……。


学期に1回は
誰かしら男子に付き合ってくださいなんて
言われていたっけ私…
懐かしいなぁ。


春奈が思い出に浸るうちに
社内に『次は終点の…………………。』
と到着のアナウンスが流れた。


春奈は思い出をしまい
妄想世界から
リアル世界へと気持ちを切り替え
列車を降りて
OB会の会場である
ホテルへと向かった。