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本日も…。
第4章 触れたがる男…。
と!
その時
その男がカウンターに今日もやって来た…。


カウンターに
缶ビール2缶…
おつまみの缶詰め1缶…
あとは128番と煙草の番号を春奈の顔を
見つめながら言った。



『ありがとうございます。1585円になります。』


そういう春奈に
男は
千円札と小銭を財布から取り出して
春奈に直接手渡そうとする。

春奈はそれを受けとるとき
ネットリと男が
春奈の手を必要以上に長く触れる
そして
必ずお釣りが出来る金額を支払う。


『1590円お預かりします。5円のお返しです。』
春奈が返そうとする御釣りの5円を
男はお釣りを掴む春奈の手を両手で包み込むように
さわろうとしながら
お釣りを受け取る………。


そんな
1回一瞬の手と手のふれあいを
男は極上の楽しみのように毎回
春奈にだけしてくるのだった。
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