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第5章 ネトラレた男…。

電話をかけてきたのは
春奈の予想通り……
博子であった。



『もしもし……　私…ヒロ。ごめんねハル…こんな時間に…　…　…　。』

紛れもない博子の声だ。

春奈は
つとめて平静を装ってその博子からの
声を受け止めた。


『ヒロ……。大丈夫？テレビで知ったよ…。　今でも…どこ？』


『………ごめんね言えない…。　あのねハル…。もしかして私のスマホで旦那から連絡…あったかな…？』


『うん…。あったよ……。』


『ねえ…ヒロ…　…　…　…　…。』
春奈は
なんて話しかけていいのか
会話に詰まった…。